キソサポを活用して
児童のやる気を引き出す
授業のいろいろなところで
キソサポをフル活用すれば
児童のやる気もアップ!

船橋市立飾小学校
和田陽子先生

英語専科の先生として主に5,6年生の授業を受け持っている和田先生。日々の授業では教科書の内容に沿った動画や絵カードをキソサポから検索して、授業に活用しています。

ある日の和田先生の授業を取材させて頂きました。この日の授業のテーマは「What do you want to study?」。学びたい教科やなりたい職業などを取り扱う単元です。教科書の内容を進めながら随所でキソサポを活用する和田先生。そこには児童のやる気をうまく引き出す工夫がたくさんありました。

絵カードメーカーを単語の練習にフル活用

■モニターに表示して単語の練習

 今日の日付など軽いウォーミングアップを終えると、まず先生は教室のモニターにキソサポの絵カードを表示しました。表示されているのは教科の絵カードです。この日のテーマ「What do you want to study?」を扱うにあたってまず知っておくべき単語たちです。
 「math」「home economics」「music」「moral education」、、、次々と手元のパソコンの矢印キーを使って、カードを切り替えては大きな声で教科の単語を練習していきます。「calligraphy」のようにちょっと発音が難しい単語については、絵カードの下の緑色のボタンを押してネイティブの発音もチェック。ちなみにこの音声は、キーボードの「スペースキー」を押すことでも再生することができます。児童たちは先生と一緒にテンポよく単語の練習を楽しんでいました。

絵カードメーカーを使った授業1
絵カードメーカーをモニターに映す和田先生
■二次元コードをつかって児童の端末に絵カードを共有

 ひととおり単語の練習をしたあと、和田先生は手元の端末を操作し、絵カードメーカーの二次元コードを表示。大画面に表示された二次元コードを児童たちは自席からそれぞれスキャンしはじめます。すると、児童の端末にはモニターに表示されていたものと同じカードが表示されます。
 すると和田先生、児童たちにペアワークをするように指示します。それぞれの教科の名前を手元の端末に表示しながら交互に発音練習をしていきます。発音がわからないときはカードに表示されている緑色のボタンを押せばすぐに正しい発音が再生されるので、児童たちはサクサクと発音練習ができます。

手元の端末で絵カードをめくっていく児童
手元の端末で絵カードをめくっていく児童
■ミッシングゲームは児童に大人気

 ペアワークが終わると再び教室のモニターを注目するように指示する和田先生。そこには絵カードメーカーの機能のひとつ「ミッシングゲーム」が表示されていました。これまで練習をした教科の絵カードが10枚表示されており、まずはその絵カードを児童たちに覚えさせます。
 児童たちが机に伏せて画面を見ないようにしてもらっている間に、先生は数枚の絵カードをクリックし「?」(表示されない状態)にします。そこで再び児童に顔を上げてもらい「?」に変わった絵カードは何かを当ててもらうというゲームです。
 このゲーム、児童に大人気。なくなったカードを答えさせる場面では、一気に児童の手があがります。時にはこうしたゲームも織り交ぜながら単語の練習をすすめることで、児童のやる気を高め、授業に集中してもらうことができると和田先生は話します。

ミッシングゲーム
教室のモニターに表示されるミッシングゲーム

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キソサポは授業中、こんなところでも活用しています

■児童の見回りの最中に二次元コードを用意

 その後、授業はすすみ、教科書の「形の似ているアルファベット」という実際に文字を書く練習にうつります。児童たちは鉛筆を使って教科書にアルファベットを書いていきます。その間、先生は個々の児童の見回りを実施しますが、途中でいったん教卓に戻ります。
 すると手元の端末でキソサポを操作し、以前に学習した「年齢を言う」という単元の動画の二次元コードをモニターに表示。この時点でまだ二次元コードのことはとくに触れず、作業が終わると再び児童たちの見回りへと戻りました。

■用意していたのは採点が終わった児童のための動画

 児童の作業がほぼ終わったところで、和田先生は児童に呼びかけます。

 「それでは採点をするので、書き終わった人から前に来てね。
  採点終わった人はモニターのコードを読み込んで、動画を見ておくように!」

 事前に用意していた二次元コードは、採点後に児童たちが手持無沙汰にならないように用意していた動画だったのです。採点が終わった順に自分たちの端末で二次元コードをスキャンし始める児童たち。自席で動画を見始めます。キソサポは簡単に児童と動画を共有できるので、宿題はもちろんのこと、このように授業中でもそれぞれの児童がそれぞれのタイミングで動画を見ることができるんです。和田先生が編み出した授業中の時間を無駄にしない工夫です。

列に並ぶ児童と二次元コードをスキャンする児童
採点の列に並ぶ児童(奥)と二次元コードをスキャンする児童(手前)

授業の最後は「Sushitown」

■動画は教科書とユニットで簡単に探せる

 教科書のユニットに関連した動画が簡単に検索できる点がキソサポの良い点と話す和田先生。この日の授業の最後に利用したのは、キソサポの人気コンテンツ「Sushitown」の動画でした。関連動画をすぐに探し出し、教室の大画面で見せます。
 ツナをはじめとしたスシのキャラクターたちが繰り広げる楽しい会話が魅力の「Sushitown」シリーズは児童たちのお気に入り。和田先生も授業に頻繁に活用しているといいます。

Sushitownを集中して見る児童たち
Sushitownを集中して見る児童たち
■児童は自分の端末でクイズに挑戦

 「Sushitown」の動画にはクイズが付属しています。和田先生、大画面で動画を見終わったあとはその動画の二次元コードを表示し、児童たちに読み込ませます。児童たちは手慣れた様子でそのコードをスキャン。すると手元の端末にさきほどまで見ていた動画と関連クイズが表示されます
 児童たちは手元のタブレットをタップしながら、次々とクイズに答えてゆきます。ただ動画を見せるだけでなく、クイズを通じてその理解を深めることができるのもキソサポの特徴の一つです。
 ちなみに共有した動画は授業後も見ることができ、児童からは「次のスシの動画、はやく見せて!」とお願いされることもよくあるんだそうです。

クイズに集中する児童たち

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取材を終えて…

 教科書を進めていく中で随所にキソサポを使われている和田先生。キソサポの映像や絵カードといったコンテンツを通じて児童と時に笑いながら楽しく授業を進めていく姿がとても印象的でした。英語専科として、これまでも授業が楽しくなるようにさまざまな工夫をしてきましたが、キソサポを使うことでその準備作業がかなり軽減されたと言います。画面のクリックだけで動画や絵カードをサクサク準備できるキソサポについては「とても使いやすい」と話してくれました。

 今回ご紹介したのはそのほんの一部ですが、ぜひみなさんもこうした工夫を参考にキソサポを普段の授業に活用いただけるととても嬉しいなと思いました。和田先生、ありがとうございました。